
〇公開 2019年8月30日
〇監督 渡辺謙作
〇脚本 渡辺謙作
〇音楽 上田禎
主題歌 LEO今井「Fandom」
〇視聴時間 87分
〇出演
マリ(堀田真由)
被験者に選ばれた普通の学生、ユマの妹
グレ(中島健)
元ヤンキー
ゲーテ(岩井拳士朗)
看守長、意識高い系の一流大学生
GUMI(矢野優花)
地下アイドル
ヤマネ(芹澤興人)
空気読めない男、お調子者
H(宇野祥平)
インフルエンザが治っていない謎の男
カミヤマ(伊藤麻実子)
秋田県から来た38歳の女性、申年
月曜(立石晴香)
スリランカに行きたい旅行好きの女性
レンズ(岡部尚)
クラブ"プラチナ"竹ノ塚本店のホスト
Jヨン(宮下かな子)
ソフィアの大ファン
M16(岡本智礼)
筋肉バカ
メソ(近野萌子)
お嬢様風女子、バイオリンが趣味
ユウキ(前野朋哉)
ユマの夫
ユマ(板野友美)
マリの姉
ソフィア(?)
人気Vtuber
〇作品紹介
7日間の実験で100万円の高額報酬―。
人気Vtuberソフィアの公開実験<監獄実験>の被験者に選ばれたマリは、4m四方の巨大な檻が鎮座する奇妙な実験室にいた。
12人の被験者は、ソフィアの指示で、囚人と看守の役割を与えられ実験は開始された。
しかし、看守となったマリはその優しさがアダとなり、囚人の暴走を許してしまう。
怒り狂った看守たちは戯れを理由に、囚人たちを苛め抜き、マリの立場も危うくなっていく。
そして、ヒートアップする実験をさらに煽る実験者ソフィアと見え隠れする13人目の被験者の存在・・・。
1日2回アップされる配信動画は、圧倒的な視聴回数を記録。
配信を見守るマリの姉であるユマは、夫のコウキの助けを借り、マリを救出すべく動き出すが・・・。
※Amazon Prime Video「プリズン13」より
〇雑感
もう、やめたい!
監督&脚本を担当したのは映画「舟を編む」(2013)で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した渡辺謙作。
最近だと綾瀬はるかと長谷川博己が共演した「はい、泳げません」(2022)も監督していました。
映画「ゲゲゲの女房」(2010)には俳優として出演しています。
本作品の冒頭でも説明されているように、1971年にアメリカのスタンフォード大学で行われた「監獄実験」と呼ばれる心理実験を題材にしてそのまま演じてみたという作品です。
健康な21人の被験者が選ばれ、そのうち11人を"看守"役に、残り10人を"受刑者"というグループに分けて実験が行われました。
この実験を実施した大学教授は「役割に応じて被験者たちはその役割らしい言動をとり始めることが証明された」と主張したそうなのですが、被験者の証言や実験を記録した録音テープなどによって検証結果の信頼性に疑問がもたれてもいます。
この実験の詳細はネット上に様々な検証が上がっていますので、興味がある人はぜひお調べ下さい。
また、過去にはこの実験をもとにした映画もいくつか製作されています。
es[エス](2001)
エクスペリメント(2010)
※"es[エス]のリメイク版"
※「戦場のピアニスト」のエイドリアン・ブロディや「大統領の執事の涙」(2013)のフォレスト・ウィテカーが出ています!
プリズン・エクスペリメント(2015)
ということは「何が行われて、どんな展開があって、最終的にどんな結末を迎えるか」は最初から決まっているという制約があると思えるので、そこを演出や脚本そし俳優たちの演技をフル回転させながら観客がアッと驚く物語に仕上がっているに違いない!と考えたくなるところですが、う~んそこは微妙かなぁ
まあ内容を抜きにしてもとにかく"堀田真由を愛でる作品"であるのは間違いありません。同時に元AKB48メンバーの板野友美も出ていることだし・・・。
堀田真由がなぜこの作品にキャスティングされたのかは分からないけれど、以下に挙げたような映画&ドラマで示された彼女の持ち味からすれば本作品はかなり異色作と思えます。
「かぐや様は告らせたい」(2019)→「殺さない彼と死なない彼女」(2019)→「ライアー×ライアー」(2021)→「るろうに剣心 THE Beginning」(2021)→「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて」(2023)→「ある閉ざされた雪の山荘で」(2024)→「劇場版 君と世界が終わる日に FINAL」(2025)
「たとえあなたを忘れても」(2023、テレ朝)→「若草物語-恋する姉妹と恋せぬ私-」(2024、日テレ)→「御上先生」(2025、TBS)→「僕達はまだその星の校則を知らない」(2025、フジTV)
板野友美はあまり映像作品には出ていない気がするので、逆に珍しいパターンかも?
中島健は中島健人と1字違いなのでお間違えなきよう。
岩井拳士朗は中島健人と芳根京子が共演した「こころが叫びたがってるんだ。」(2017)に出ています。
矢野優花は手裏剣戦隊ニンニンジャーの"シロニンジャー"ですね。
芹澤興人は「国宝」や朝ドラ&大河ドラマ等と多くの作品に出ているベテラン個性派男優です。
伊藤麻実子は渡辺監督が出演した「ゲゲゲの女房」の中で"小豆洗い"という妖怪を演じています。
ちなみに芹澤と伊藤は同じ45歳!
宇野祥平はこのブログではお馴染みの俳優なのでここでは割愛します。
立石晴香は動物戦隊ジュウオウジャーの"ジュウオウタイガー"役でした。
"東京乾電池"メンバーの岡部尚も「ゲゲゲの女房」に出ていますがこちらは妖怪ではありません。
宮下かな子は元グラビアアイドルで今は芸能界を引退しています。
岡本智礼は福士蒼汰と松本まりかが共演した映画「湖の女たち」(2024)に出ています。
前野朋哉もこのブログの常連なので割愛組とします。
これら被験者たちが閉じ込められた空間を支配するのは次のような決まり事。
ルール1
一週間を監獄で過ごす
ルール2
暴力禁止
ルール3
看守と囚人の私語禁止
ルール4
囚人は看守に敬語使用
ルール5
ルール違反者には懲罰
少しずつ関係性の均衡が破綻していくと共に予想できないバイオレンスまでもが発生し、彼らの精神は少しずつ蝕まれていく結果に・・・
被験者は12人なのにタイトルは13人となっているのはソフィアを入れてという意味の筈なので、「実験」を主催したソフィアとは一体誰なのかがとても気になりますよね。
ただし・・・あまり大きな期待を持ち過ぎない方がいいかもしれないので、内容に関しては控えてみました。
本作品はアマプラやHuluで配信されています。ぜひお試しください。
最後に余談ですが、渡辺監督はがっきーが主演した「フレフレ少女」(2008)の監督もしているんです。
今作はどうしても「監獄実験」を題材にしたものを一度は作ってみたかったということだとは思いますが、次作はぜひ「フレフレ」や名作「舟を編む」ような世界線の物語が観たいなぁとワガママなことを想っているところですハイ・・・。

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by django32002
| 2026-02-14 12:55
| 映画
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