
〇公開 2023年12月1日
〇監督 三池崇史
〇原作 倉井眉介「怪物の木こり」(宝島社文庫)
〇脚本 小岩井宏悦
〇音楽 遠藤浩二
主題歌 SEKAIN NO OWARI「深海魚」
劇中曲 「おひさまあたれ」「Let The Sunshine In」
〇出演
二宮彰(亀梨和也)
連続殺人鬼に狙われる弁護士
戸城嵐子(菜々緒)
警視庁のプロファイラー
杉谷九朗(染谷将太)
二宮の協力者、サイコパス脳外科医
剣持武士(中村獅童)
過去の殺人事件の容疑者
荷見映美(吉岡里帆)
父親の不審死にふさぎ込む二宮の婚約者
乾登人(渋川清彦)
暴力行為で更迭された刑事
東間翠(柚希礼音)
31年前の連続猟奇殺人の犯人
広瀬秀介(堀部圭亮)
北島信三(出合正幸)
益子医師(みのすけ)
矢部正嗣(今井朋彦)
東間和夫(テイ龍進)
良子先生(安澤千草)
町医者(古山憲太郎)
管理官(伊勢佳世)
渡辺伸夫(小林勝也)
剣持咲(梅舟惟永)
石川真澄(葉丸あすか)
岩田三郎(小川裕治)
満田義男(吉田興平)
小林光彦(田邉健太)
目撃者(森日菜美)
映美の父親(木村靖司)
幼少期の剣持武士(吉田奏佑)
幼少期の二宮彰(太田恵晴)
彰の父親(斉藤達矢)
彰の母親(平川はる香)
蘭子の部下(安田龍生)
彰の秘書(浅井映里香)
〇作品紹介
絵本「怪物の木こり」の怪物の仮面を被り、人間の脳を奪い去る連続猟奇殺人。
その捜査線上に犯人が唯一殺し損ねた男、弁護士・二宮彰の名が浮上する。
実は二宮は目的のためには殺人すらいとわない冷血非情なサイコパスだった。
総力を挙げて捜査を進める警察と、犯人への逆襲を狙う二宮。
先に真相に辿り着くのはどっちだ?
サイコパスvsシリアルキラー・・・
驚愕の結末まで、この狂気は止まらない!!
※「怪物の木こり」公式サイトより
〇雑感
狂ってる方が生き残る!?
2018年に第17回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞した原作のスリラー小説を映画化した作品です。
監督は「悪の教典」(2012)や「土竜の唄」シリーズ、「神様の言うとおり」(2014)「ラプラスの魔女」(2018)等の作品がある三池崇史。
最近作だと「仮面の忍者 赤影」(2025)かな?
亀梨和也が吉岡里帆に想われている(許せません!)くせに実はサイコパスというとんでもない男を演じるのですが、これがハマり過ぎなのです。
まあ亀梨ならどんな役柄だって大丈夫でしょう。
ドラマ「正体」(2022、WOWOW)では少年死刑囚でしたし
吉岡里帆は先日紹介した「Gメン」と同じ2023年に本作品に出ているんです。あまりに違い過ぎる役だけど、それでもきっちり仕事するのが生涯推しの所以でもあります
本作品のあちこちにはとにかくヤバめな人物が点在している感じがするのですが、そもそも主題歌を担当している"SEKAI NO OWARI"メンバーのFukaseだって菅田将暉が主演した映画「キャラクター」(2021)でサイコパスの殺人犯を演じていましたよね!?
ちなみにこの「キャラクター」には中村獅童やテイ龍進も出ていた筈。
物語の詳細については特に秘しておきます。最初から結末が分かっていたら興覚めになりますので。
ということで、ここでは「サイコパス」と「シリアルキラー」について考えてみます。
サイコパス
共感性や良心に加え恐怖心の欠如という特徴を示す人格的な特性。
精神医学的に「反社会性パーソナリティ障害」とされる。
他人を平気で傷つけたり、嘘や操作を繰り返したりする場合もある。
関わることで周囲の人々に危険が及ぶ存在。
サイコパスの特徴的な面はこんな感じではないでしょうか。
1.窃盗などの違法行為を繰り返す
2.自信にあふれ、魅力的に見える
3.他人に対して共感する気持ちが持てない
4.人を支配する
5.平然とうそをつく
6.衝動的に行動する
7.他人を責める
8.無責任である
願わくば近くに来てほしくはない存在だけど、逆に素行が魅力的な部分もあるので騙されてしまう人もいるのだと思えます。
アンソニー・パーキンスが主演したヒッチコック監督の映画「サイコ」(1960)、クリスチャン・ベールがヤバい男を演じた「アメリカン・サイコ」(2001)、キャシー・ベイツがハンマーで男の足を砕く「ミザリー」(1990)、レクター博士とクラリスが対立する「羊たちの沈黙」(1991)などがいわゆる"サイコパス映画"の範疇に当てはまると思います。
これに対して・・・
シリアルキラー
異常な心理的欲求に基づき、1ヵ月以上の冷却期間を置いて複数の殺人を繰り返す連続殺人犯。
快感や支配欲、衝動による犯行であり、金銭や怨恨を目的とした行動ではない場合が多い。
ジョン・マルコヴィッチも出ていた映画「テッド・バンディ」(2019)や「IT/イット"それ"が見えたら、終わり」(2017)とか、「ゾディアック」や「ソウ」シリーズ等がこれに該当するんじゃないかなぁ。
邦画だと「冷たい熱帯魚」(2011)とか「復讐するは我にあり」(1979)等が思い浮かびます。
ただし、誰彼構わずどんどんどんどん殺害を繰り返し続けるだけというケースは本来の"シリアルキラー"からあまりに逸脱し過ぎていると言われるかもしれません。
あ、ややこしくて半ば危険な表現になってしまいますが、映画というエンタメとして表す場合のことですよ?
とにかく「サイコパス」や「シリアルキラー」を扱った作品はあまりに多いんです。
でも、「シリアルキラーがサイコパスだった」というケースは多いけれど「サイコパスが原因でシリアルキラーになった」という設定はほとんどないんじゃないかな。
「チャイルド・プレイ」等はホラー系でまとめられるのでちょっと色合いが違ってくると思えます。
考えようによってはスタンリー・キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」(1968)に出てくるコンピュータの"HAL9000"もかなりサイコっぽい感じがしてしまいますが、それはHALに矛盾した指示を出してしまった人間側の問題ですからHALに責任はありません。
身を挺してボーマンを救ってくれたコンピュータのことを悪く言わないようにしましょう!
ということで、本作品は各種配信サービスでの視聴が可能となっていますのでぜひ検討してみて下さい。

※こちらもポチッとお願いします!
by django32002
| 2026-01-26 15:52
| 映画
|
Comments(0)

