〇2016年公開(日活系)〇監督 塩田明彦
〇出演
間宮夕貴(汐里)
永岡佑(柏木高介)
テイ龍進(喫茶店店主)
鈴木美智子(響子)
中谷仁美(響子の助手)
その他
〇あらすじ
リアカーを引いてやって来た男が港で本を読んでいると、女が運転する自転車が男の目の前で海に飛び込む。
女は男に興味を示すが、男は逃げる。
強引にリアカーに乗ってきた女を連れて、男は住んでいる掘建て小屋に帰り着く。
「あなたは、私にロックオンされた」と言って女は立ち去る。
翌朝、男はコーヒー豆を買うため、掘建て小屋に発電機を持って来た湯沢の自動車に同乗して喫茶店へと向かう。
喫茶店店主は男の大学の先輩であり、店主の妻と子供は家を飛び出していた。
喫茶店ではたらいているウエイトレスは、昨日であった女(汐里)だった。
掘建て小屋に住んでいる柏木高介は東京で演劇活動をしていたが、孤独を求めてこの地へと移動してきていた。
ある日、高介が無人販売の野菜を買って掘建て小屋に戻ると、中では汐里と見覚えもないサーファーが交わっていた。
汐里は高介に「やりたいか。やったらお前の負けだ」と挑発的に言う。
汐里が掘建て小屋にやって来て高介の演技指導を受けていると、喫茶店店主が自動車でやって来る。
店主は自分の妻が出ていったのは、高介と関係を持っていたせいだと思っていた。
店主は汐里と関係を持ったサーファーと喧嘩して怪我を負い入院する。
高介が湯沢と店主の見舞いに行った時、店主は喫茶店の二階に住むように高介に言う。
妻から連絡があれば、自分の伝言を伝えてもらいたいとも。
掘建て小屋にワゴン車が近づいてくるのを見た高介は小屋の中に隠れる。
ワゴン車には元劇団仲間で高介と関係があった演出家の響子や四人の男性劇団員、高介ファンだという若い女助手が乗っていた。
地震の影響で公演予定が変更となったため、掘建て小屋に止めて欲しいと言う響子。
その夜、響子は自ら服を脱いで高介を挑発する。
2人が交わり始めると汐里が肌も露わな姿で現われ、2人の間に割り入ってくる。
しかし、汐里は浩輔を蹴り飛ばし部屋の中から追い出してしまう。
外へ出された高介は、小屋の外にいた助手と交わり始める。
少しして小屋から出てきた響子は、テントで寝ていた若い男性劇団員をワゴン車に連れ込んで1人ずつ交代で行為を行なう。
翌朝高介が目覚めると、響子と男性劇団員は助手だけを残して去っていた。
高介は、彼の身の回りの世話をしたいと言う助手を言葉巧みに追い出してしまう。
助手が山道を歩いていると偶然に湯沢と出会い、彼の自動車に同乗し事に及ぶ。
そして、汐里と高介はついに結ばれる。2人の激しい行為は、掘建て小屋を倒壊させてしまう。
場所を喫茶店に移して続く2人の行為は果てがないように見えた。
翌朝、高介が目覚めると汐里の姿は忽然と消えていた。
高介が倒れてしまった掘建て小屋に戻ると、そこにあったスツールには「どっちが犬だ」という文字が刻まれた。
山の奥から、何かの動物の鳴き声が聞こえてくる。
〇雑感
どんな作品かも全く知らず、たまたま映してみたんですよね・・・。
これっていわゆる「日活ポルノ」ってやつ!?
初めて観ましたこういうの!!
いや~、とにかく裸が満載で例の行為もどんどんあからさまに出てきて、筋はあるようなないような、もうなんと言うかかんと言うか。
でも女性たちの裸身は、かなり美しかったです。
この作品、ググってみたのですが、
第69回ロカルノ国際映画祭コンペティション部門で若手審査員賞を受賞していました!!
監督の塩田明彦は「黄泉がえり(2003年)」や「どろろ(2007年)」を製作しています。
「どろろ」は、妻夫木聡、柴咲コウ、瑛太、中井貴一、原田芳雄、中村嘉葎雄、麻生久美子、土屋アンナ、きたろう、寺門ジモン、でんでん、劇団ひとり、山谷初男、というそうそうたる俳優が出ている作品。
(まだ観たことないので、楽しみ!)
「黄泉がえり」はストーリーもさることながら、柴崎コウ(RUI)が歌う「月のしずく」がより印象的でした。
こちらには、竹内結子、伊東美咲、田中邦衛、石田ゆり子、哀川翔、草彅剛、長澤まさみ、北林谷栄、加茂さくら、高松英郎、田辺誠一、といった豪華な俳優陣が出演しています。
どうしてこれほどの監督がポルノ(が悪いと言う気は全くないのですが)を??と、これまたググってみると初めて真相を知る事になりました。
2016年に「日活ポルノリブートプロジェクト」が発表されます
これは、これまで日活ロマンポルノを製作した事がない「園子温」、「中田秀夫」、「行定勲」、「白石和彌」、「塩田明彦」の5人を起用するというものです。
この流れで、
【 2016年 】
ジムノペディに乱れる(行定勲)
風に濡れた女(塩田明彦)
【 2017年 】
牝猫たち(白石和彌)
アンチポルノ(園子温)
ホワイトリリー(中田秀夫)
という作品が次々と公開される事になります。
そうだったのかぁ!!
名前だけ見ただけでも、すごい監督たちではないですか!!
本作品を観ている時に「単純にHなだけの映画」とも言い切れない何かを感じていたのは、案外間違っていなかったんですね。
ちょっと戸惑いを感じつつも、機会があれば他の4人の作品も観てみようかなぁ・・・。
(自分で手に入れるのは、無理に違いないけれど
)

by django32002
| 2020-07-17 16:30
| 映画
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